25.08.11
ゴルフパフォーマンス改善⛳️腰痛予防・飛距離アップのための捻転差獲得のポイント

ゴルフでは効率の良いスイングがパフォーマンスを向上させるだけでなく、障害予防にもつながります。
今回はバックスイング時の回旋動作について、骨盤と胸郭が分離して動くことの重要性を解説していきます。
併せて自宅でできるエクササイズもご紹介します。
腰痛でお悩みの方や飛距離アップを目指したい方、是非ご覧ください。
腰痛と骨盤−胸郭分離
ゴルフのスイング動作で重要なのは『骨盤に対する胸郭の回旋角度』=『X-factor (捻転差)』の形成です。
X-factorの増大は飛距離と関係があるとされていますが、腰椎の回旋角度が大きいと腰痛をきたします。
腰痛をきたすゴルファーは胸郭が硬くなっていて、胸郭が動かなくなればX-factorは腰椎に依存することになります。
また、ただ胸郭が動くのではなく『骨盤に対して』の胸郭の可動性が重要です。


骨盤−胸郭分離ストレッチ
ストレッチを行う際も骨盤を固定し胸郭を回旋させる意識で行います。
胸郭とは胸椎・胸骨・肋骨から構成され回旋動作にはそれぞれが連動する必要があります。回旋ストレッチを行う際は、胸郭の大部分を占める肋骨を動かす意識で行うことが重要です。

飛距離アップと捻転差
ストレッチを行い胸郭回旋の可動性を高めたら、飛距離アップのためのトレーニングを行っていきます。
骨盤に対して胸郭の回旋が増えることで体幹の筋肉が伸長されます。
伸ばされた筋肉が戻ろうとする時に弾性エネルギーが蓄えられ、大きなパワーを発揮します。
適切に体幹の筋肉が伸長されるためには、骨盤に対して肋骨が後方に回旋する必要があります。

捻転差 体幹トレーニング
弾性エネルギーを蓄えるためにはただ筋肉を伸長させればいいだけでなく、伸長しながら収縮する必要があり、それを遠心性収縮と言います。
また、肋骨を後方に引くためには骨盤の固定だけでなく、肩甲骨を固定する必要があります。
脇の筋肉である前鋸筋を働かせ肩甲骨を固定した状態で、体幹筋の遠心性収縮トレーニングを行っていきましょう。

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Ligareのファンクショナルコースでは、スポーツの障害予防からパフォーマンスアップまで、動作を変えるトレーニングでサポートしています。
トライアルは随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。