25.07.26
姿勢改善のための体幹モーターコントロールエクササイズ

「疲れが溜まると腰が痛くなる」
「筋トレやストレッチはやっているのに姿勢が良くならない」
「姿勢を直しても気づいたらまた反り腰に戻ってしまう」
そんなお悩みございませんか?
それ実は 【モーターコントロール】 が原因かもしれません。
本ブログでは、なかなか治らない姿勢の問題に対して、単なる筋肉のトレーニングではなく、動作のトレーニングという観点から姿勢を紐解いていきます。
❶姿勢改善の現状
反り腰といえば、体幹トレーニングや背中のストレッチというのが定番かと思います。
反り腰改善の代表的なメニューとして、
「ドローイン」
というメニューを実施したことがある人も多いことと思います。
では、ドローインをたくさんやっていて反り腰は改善されるのでしょうか?
答えは 「NO」 です。
ドローインは、腹横筋の収縮を促す(選択的収縮)ためならとても有効なメニューです。
ですが、ドローインだけでは筋肉に刺激が入るだけで、動作の中で使いこなせません。
現状は、筋力だけが向上して、それを適切に動かせない、いわゆるモーターコントロール機能低下の場合を多く見かけます。

❷モーターコントロールとは
筋肉が適切に動くと言ってもそもそもどのように筋肉は動くのでしょうか?
筋肉が収縮するメカニズムは、ざっくり言うと以下のようになっています。
- まず脳から筋肉に指令が出ます
- その指令が運動神経を伝わり筋肉に届きます
- 筋繊維が反応し、筋肉が収縮します。
このように脳が起点となって筋肉が動いているのが分かります。
その際に脳は、「どのくらい力を入れるのか」や「どのタイミングで」「どの筋肉に」などの細かい調整を自動的に実施しています。
そのような「脳や神経系が筋肉を適切に動かすための運動の制御機能」のことを、
「モーターコントロール」
と言います。
実際に反り腰を改善に導くためには、動きの中で脳と筋肉が適切に働くように動作を学習しなければいけないのです。

❸骨盤コントロール
反り腰の人においては、脳が腰が反った状態を正しい姿勢と勘違いしているため、いつまで経っても姿勢がもとに戻ってしまうということが引き起こります。
特に骨盤周りのコントロールが出来ておらず、骨盤前傾が強くなってしまっていて腰の反りにつながっています。
正しい姿勢を学習するために、股関節の動きと連動して
「股関節の屈曲+骨盤の前傾」
「股関節の伸展+骨盤の後傾」
を学習する必要があります。

❹モーターコントロールトレーニング
それでは、実際にエクササイズを実践していきます。
エクササイズ① | ロックバック
四つ這いの状態で「股関節の屈曲+骨盤の前傾」の動きを学習していきます。
エクササイズ② | ヒップリフト
仰向けの状態で「股関節の伸展+骨盤の後傾」の動きを学習していきます。
エクササイズ③ | シンボックス
膝立ちの状態で「股関節の屈曲+骨盤の前傾」「股関節の伸展+骨盤の後傾」の動きを連続した動作の中で学習していきます。
エクササイズ④ |ヒップヒンジ
立位の状態で「股関節の屈曲+骨盤の前傾」「股関節の伸展+骨盤の後傾」の動きを連続した動作の中で学習していきます。
上記の順番でエクササイズを実施し、反り腰改善を目指していきましょう!
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