24.02.10
ストップ動作のための股関節トレーニング
スポーツにおけるストップ動作は、素早く次の動作へ移るために必要になり、スポーツのパフォーマンスに直結します。
また、ストップ動作でエラーが起こることによって、急性·慢性的な傷害につながるケースが多々見られます。
そこで今回は、ストップ動作時に必要な股関節のトレーニングをお伝えします。
❶良いストップ動作とは
ダッシュからのストップ動作をイメージし、フォワードランジにて片脚でのストップを行います。
前方へ進む勢いを相殺させるためにはスネを後方に倒すことが重要です。
スネが前に倒れることで前方への勢いを止めることができずに、体幹が前に煽られる形になり次への動作にも遅れが生じます。
また、前方への勢いを股関節を曲げることで、大きな力を発揮することができる大殿筋で止まることができます。
大殿筋を使える状態にするとともに、繋がりのある体幹後面筋を機能させることで、より減速能力が高まります。
❷殿筋を機能させる
殿筋を機能させるためには股関節が正しい位置ではまっていることが重要です。
股関節周りの筋肉が硬くなりはまりが悪くなると、股関節につまりを感じたり可動域が制限されます。
まずはインナーマッスルの動きを改善し、股関節内がスムーズに動くようにすることが重要です。
股関節内の動きの改善と併せて、ストレッチや筋出力を改善することで、股関節が正しい位置ではまり殿筋を機能させやすくなります。
❸股関節を使うトレーニング|ヒップヒンジ
スネを垂直に保ったまま、股関節から身体を前方に倒すことで殿筋を伸ばしていきます。
※腰が曲がると殿筋が使えなくなるので注意が必要です。
股関節屈曲位で保持し胸椎伸展や回旋を行うことで、殿筋が収縮し使っている感覚が分かりやすくなります。
❹ストップトレーニング
最後は、よりストップ動作を意識したトレーニングとなります。
スネを後方に倒したまま殿筋でブレーキをかけます。
併せて胸椎伸展を意識することで、上述した殿筋と繋がりがある体幹後面筋を働かせることで、より強固な減速が可能となります。
以上、ストップ動作のための股関節トレーニングのご紹介でした。
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Ligareのファンクショナルコースでは、スポーツのパフォーマンスアップに向けて柔軟性や筋力評価に加えて、動作の評価を行い一人ひとりに必要なトレーニングを行っていきます。
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