24.12.03
股関節の安定感を高める!!股関節安定化トレーニング
✔︎股関節のハマりが悪い
✔︎動き出しで股関節に痛みが走る
このような股関節の慢性的な不調や痛みの原因は、股関節の安定性の低下が関係している可能性があります。
股関節は骨盤に大腿骨(太ももの骨)によって形成され、関節の周りを筋肉や靭帯によって補強されることで安定して動くことができます。
股関節の形状は前方が開いた特徴をしており、筋肉や靭帯に対する依存度が高くなります。
そのため、股関節周囲の筋力が低下すると、股関節にかかるストレスが増加して痛みにつながる危険性があります。
股関節周りで筋力が低下しやすい代表的な筋肉として、お尻の筋肉である大殿筋(だいでんきん)があります。
例えば、脚を伸ばしたり蹴り出しの動作(股関節伸展)において、大殿筋の筋力が低下して効率良く使えない場合には、股関節の前方に過剰な負荷がかかるとされています。※1
※1|Lewisら,2007|Anterior hip joint force increases with hip extension, decreased gluteal force, or decreased iliopsoas force
そのため大殿筋を鍛えて股関節の伸展動作を安定させることは、股関節前方へのストレスを軽減につながります。
股関節の痛みは隣接する腰や膝にも悪影響を与え、さらなる痛みを引き起こす恐れがあります。
痛みや不調を感じた早期の段階で筋力を改善することで、将来的にも歩行距離や速度を維持し、ライフスタイルを充実させることにつながります。
痛みや不調は放置せずに、ストレッチやエクササイズなどの習慣化が非常に重要になります。
最後に、LIGAREでの股関節の機能改善に対するトレーニングの一例をご紹介いたします。
❶モビリティエクササイズ
まずは股関節内での骨の動きをスムーズにする可動性を高めるエクササイズを行います。
❷スタビリティエクササイズ
可動性が改善したら、力が出しやすいポジションにキープするエクササイズで安定性を高めていきます。
❸大殿筋エクササイズ
最後に股関節の可動性と安定性を高め動きやすい状態に整えたら、大殿筋や連動性を高めるエクササイズで実際の動作につなげていきます。
以上、股関節を安定させる大殿筋をはじめとしたエクササイズを紹介させていただきました。
実際には年齢、骨格、既往歴など人によって股関節の状態には個人差があり、効果的なエクササイズは異なるため、動作のクセや筋力、可動域などの身体の評価が必要になります。
LIGAREでは理学療法士監修の身体評価・コンディショニング・トレーニングによって一人ひとりに合ったプログラムを作成・提供しています。
股関節のお悩みを解決したい方は、まずはトライアルからお待ちしております!