25.06.02
ふくらはぎの疲れの原因改善!!背骨エクササイズ

「長く歩くとふくらはぎがパンパンになる」
「1日の終わりにふくらはぎの疲れを感じる」
「ふくらはぎの太さが気になる」
このようにふくらはぎの疲れや太さが気になっている方はいませんか?
ふくらはぎは抗重力筋の1つで立っている時に足首を固定して姿勢を安定させてくれる筋肉です。
しかし猫背やお腹が前に出ているような悪い姿勢の場合、ふくらはぎが常に使われていて緊張している状態になってしまいます。
常に使われているふくらはぎは疲れやすく筋肉が発達して太くなりやすいです。
そのため疲れや太さが気になってマッサージをしても根本的な姿勢を変えなければ良くなりません。
さらに猫背やお腹が前に出ているような姿勢の人は背骨が硬くなります。
背骨は通常S字カーブになっていて前への推進力を生み出します。
しかし姿勢が悪く背骨が硬くなっている人は前への推進力をふくらはぎに頼ってしまうため、ふくらはぎの疲れや太さを助長してしまいます。

そこで今回はふくらはぎの疲れや太さを解消するために背骨にアプローチする方法をご紹介します。
長年、お悩みの人は是非実践してみてください。
こんな姿勢になっていませんか?

このように骨盤が後傾しお腹が前に出ている姿勢をswaybackと言います。
swaybackの姿勢は上半身がのけぞるような見た目でよく見られるタイプの姿勢です。
猫背のように胸椎の後弯が増強しお腹が前に出ているので反り腰のように感じている方も多いです。
swaybackは腰が無理に反っている状態になり慢性的に負担がかかり腰痛の原因になったり、胸椎の後弯が強いため呼吸が浅くなったり肩こりになりやすくなります。
また、お腹が前に出ていて腹筋がうまく使えていない状態です。
swayback姿勢がふくらはぎに負担をかける理由とは
立った状態での重心線は『耳垂―肩峰―大転子―膝蓋骨後面―足関節外果前方』となっています。
swaybackの場合、以下のように重心線から外れてしまっている部位が多くなります。

ふくらはぎの部分に注目してみてみると重心線から外れている膝蓋骨後方から重心線までの距離が長くなっています。
この距離のことをモーメントアームと言います。
モーメントアームが長くなることで足関節背屈モーメント(足の甲にスネが近づく力)が大きくなります。
この背屈モーメントに拮抗するのが底屈モーメント(膝蓋骨後方を重心線上に戻す力)と言いふくらはぎの筋肉が収縮し頑張っている状態になります。
この頑張っている状態が続くことで筋肉が疲労し筋肥大して太くなっていきます。
そのためふくらはぎの疲れや太さを改善していくためには、ふくらはぎに負担をかけてしまっている姿勢から変えていくことが重要になってきます。
また、S字カーブを描く背骨は前への推進力を生み出します。
swayback姿勢になると胸椎後弯(円背)が増大し腰椎前弯(自然な腰の反り)が減少するため前への推進力が減少します。
これを代償するのは下半身の筋肉で、前へ進むための筋肉の1つであるふくらはぎの筋肉に負担がかかります。
ふくらはぎの負担を減らす背骨の動き
swayback姿勢の胸椎後弯の増大・腰椎前弯の減少により背骨が硬くなってしまっているため、『胸椎伸展』を獲得した後、『腰椎後弯』を獲得する必要があります。
背骨は肋骨や肩甲骨、骨盤と繋がりがあるため背骨と同時に動かす意識が大事になってきます。

swaybackの人はこれをやろう!3選
広背筋ストレッチ
広背筋は背中にある大きな筋肉で胸椎から腰椎・肋骨・肩甲骨から上腕に付着する筋肉です。
広背筋は胸椎後弯により常に伸張され硬くなりやすく、呼吸が浅くなったり腕が上がりにくくなったりします。
柔軟性を獲得することで胸が張りやすくなり、腰椎を丸めやすくなります。
大胸筋ストレッチ
胸の筋肉である大胸筋は肩を前に引っ張ります。
肩が前に引っ張られることで肩甲骨が外に開き、胸椎伸展の動きを妨げてしまうため柔軟性を獲得する必要があります。
Cat &dog
息を吐きながら肋骨を締めることで腰椎を丸め、脇に力を入れながら胸椎を反らせます。
肋骨と脇の筋肉を意識することで背骨の動きが出てきます。
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